ママトリエ 取材レポート

 

「ママの夢や思いを形に、ママ友の出会いの場をプロデュース」

 

 

箕面市を中心とした北摂エリアで、子育てに奮闘中のお母さんたちを応援する活動の場を広げているママトリエに取材に行ってきました。

 

「ママトリエ」とは、ママとアトリエの造語で核家族化や地域社会の人間関係の希薄化により孤立しがちなお母さんたちが、お母さん同士の助け合いによって、もっと子育てをしやすい環境にしようと、現役のお母さんたちが前職のキャリアや特技を生かしながら、お母さん向けのフリーペーパー作りやコミュニティスペース「punica(プニカ)」を運営しています。

 

今回の取材では、そのコミュニティスペース「punica」にて、代表の小西さんに活動のきっかけなどをお伺いしました。

 

【ママトリエを立ち上げようと思った自身のきっかけとは?】

以前から、お母さんのコミュニティスペース作りに興味はありましたが、実際に行動に移すまでではなかったんです。

しかし、以前住んでいた地域から箕面市に引っ越すことになり、住む地域が変わったため再度一からママ友作りをしないといけないという事態に陥りました。そういった現状に疲れを感じたことや子育てやその他のことにストレスを感じた際に相談できる相手がいないという事に気づいたため、お母さんたちのための友達づくりや子育ての相談をしあえるコミュニティスペースを作りたいと行動したことがきっかけでした。

 

【引っ越してきて頼れる人がいなく子育てが大変だった。孤独を感じる一番の原因は頼れる人の存在なのか?】

そうですね。お母さんにとって、頼れる人、特に「本音で語り合える友人」の存在はとても大きいです。

お母さんになると、子供の年齢やご近所さんかどうかを共通点に友人関係ができるのですが、私としては自分の趣味や得意なことつながりでお母さん同士の友人関係を作っていきたいと考えたので、ママトリエを立ち上げてすぐに、行政や民間企業の施設を借りて託児付きのお母さん向け講座を開くようになりました。

 

 

【立ち上げてよかったなと思ったことは?】

自分の子供が、「将来はママトリエで働きたい」と自分の仕事に対して子供なりに尊敬してくれていることや、ママトリエがあることによってお母さんたちが子育てと両立して働くことができていることです。

朝から閉店までお母さんが「punica」にいてくれたりするのを見て、お母さんたちにとって居心地の良い場所を作ることができてよかったなと思いました。

 

【ママトリエに対するママの反応は?】

子育ての大変さに疲弊し、一日の終わりに夕焼けを見ると泣いてしまっていたお母さんが、ママトリエの活動を知り、「こんな風に頑張っているお母さんたちがいる姿を見て勇気が出た」と言ってくれたことを嬉しく思います。

 

 

punicaでは具体的には、どのようなことをされているのですか?】

主にお母さん向けの講座やお母さんが作った手作り商品の物販、カフェの運営を行っています。

講座や物販、カフェを通してお母さん同士の友達づくりを促しています。講座は、具体的にはウクレレ演奏やアイシングクッキー作り、フラワーアレンジメントなど魅力的な講座を毎月たくさん開催しております。

 

【ママトリエの今後の展望や目標は?】

現在、ボランティアをやっと抜け始めた状態なので、今よりもっと子育て奮闘中のお母さんの雇用促進に貢献できたらいいなと思っています。また、お母さんの学びなおしの学校や、各市に「punica」のようなお母さんのコミュニティスペースを作りたいです。

 

最後に

 

私は、公務員として子育て支援に携わりたいと考えているため、今回、子育て中のお母さん向けの活動を取材させていただいたのですが、ママトリエのような、お母さんたちを取り巻く環境を改善するために奮闘している団体の存在を知らなかったので、とても興味深かったのと純粋に感動しました。

 

ママトリエは、学生のボランティアメンバーも募集中なので、お気になられた方がいらっしゃいましたら是非参加してみてください!

 

ママトリエHP:http://mamatelier.com/

平日10時から14時の間のみメールと電話で問い合わせを受け付けているそうです。

 

 

(レポート:K・E)