「みのおライプラおもちゃ病院」を見学してきました。
これは、『おもちゃリフレッシュ工房”ジョイフル”』という団体が、毎月第三水曜日に、みのおライフプラザで実施しているもので、どなたでも壊れたおもちゃを持ち込めば、ボランティアのドクターが原則無料で治療(修理)してくれます(部品代は、実費負担)。もし、その場で治らない場合は、患者(壊れたおもちゃ)のご家族の意向を聞いたうえで、修理を続けるなら入院となり、1か月間ドクターがさらに知恵を絞って治療を続けてくれます。
平均すると毎月20件前後の患者さん(壊れたおもちゃ)が来院され、治癒率は約80%の高さです。治ったおもちゃを抱えて子どもが嬉しそうに帰っていく姿を見て、素晴らしい活動だなと思いました。子どもたちが物を大切にする心を育んでくれればと願います。
子どもたちの嬉しそうな顔もさることながら、もっと嬉々とされているのが、ボランティアドクターの方々です。皆さん60才から70才代のリタイアした方々ばかりですが、お聞きすると、もともと鉄道模型やプラモデル・ラジコン等のマニアだったりして、趣味の延長でこの活動を楽しんでおられるそうです。玩具メーカー等で断られたものでも、知恵と工夫で修理し、期待以上の成果で患者のご家族(おもちゃを持ち込まれた方)に満足してもらえるときが、一番の喜びとのことです。
実は今回、私も初めてこの活動を知ったのですが、全国的にも同じような活動をしている団体が多くあり、箕面近郊の各自治体でも同じように月1回程度のペースで「おもちゃ病院」をオープンしているそうです。壊れたおもちゃをお持ちの方、修理に興味のある方は、一度病院を覗いてみられてはいかがでしょうか。
ちなみに現在、みのおライプラおもちゃ病院のドクターは年配の方ばかりですが、ラジコンをいじるのが好きな方や、ものづくりや修理が好きな方は、年齢に関係なくおもちゃドクターを目指せます。研修のセミナーもあるようです。
(レポート:ZH)