『みのお市民まちなみ会議』タウンウォッチング 取材レポート

 

 9月19日、『みのお市民まちなみ会議』という団体が主催しているタウンウォッチングに参加しました。箕面市だけではなく近隣のまちなみを見てまわるというイベントで、月に1回開催されているそうです。

 

 

 今回は『川端康成と茨木の史跡を巡る』というテーマで、主に茨木神社・茨木城などの史跡と川端康成文学館に案内していただきました。

 史跡ではガイドの大塚さんから、茨木にゆかりのあった中川清秀・古田織部・片桐且元等の戦国武将の話を、わかりやすく解説していただきました。 

 

 茨木城は1615年の一国一城令により廃城になりましたが、その時に茨木神社に移設されたという搦手門や茨木小学校の正門として復元された櫓門を見ることができたのは、城好きの私にとっては興味深いものでした。

 

 

 一方、川端康成は豊川(現茨木市宿久庄)で育ち茨木で青春時代を過ごしたということで、茨木市に文学館が建てられ、川端康成の生涯や作品を展示しています。私の高校の大先輩でもあるのですが、今まであまり深く知ろうとしたこともなく、今回はその良い機会になり参加して本当に良かったです。

 

 

 ここからは『みのお市民まちなみ会議』のことを少しご紹介したいと思います。

 『みのお市民まちなみ会議』は、まちなみ景観の保全・育成・啓蒙活動を目的に、20年以上にわたって活動をされています。 

主な取り組みとしては、以下のような活動を精力的に行われています。

 

① まちなみ景観を見て歩く『タウンウォッチング』

② まちなみにかかわるテーマで話し合う『まちなみサロン』

③ ウォーキングマップの発行

④ 古民家のデータベースづくり

⑤ まちなみパネル展の開催

⑥ 箕面市指定樹木の調査・新規申請

⑦ 定点での緑視率(視界に入る緑の割合)の経年変化の計測

⑧ 活動内容を紹介する『まちなみ通信』の定期発行

 

 今回の取材だけの感想ではありませんが、箕面では自然環境・文化財・まちなみ景観等を守る活動は行政主体ではなく、NPO中心の地道な活動のうえに支えられているのだと痛感しました。

 

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次回の「タウンウォッチング」

2018年10月10日(水)、造幣局周辺です。

詳細はお問い合わせ、または、箕面市広報紙「もみじだより10月号」をご覧ください。

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■みのお市民まちなみ会議

事務局

TEL:072-722-8402(片岡)

 

 

(ZH記)