みんなの朝ごはん広場『芝樂市』取材レポート

 

 5月19日(日)、 みのおキューズモールからすぐ近く、萱野2丁目、当対池公園東側にある芝樂広場で、毎月第三日曜日9時~お昼ごろまで開かれている「みんなの朝ごはん広場『芝樂市』」(以下、「芝樂市」)に行ってきました。

 

 芝生が綺麗なテラスエリアを取り囲むように、パン・ごはん・お惣菜・アジアンフード・創作料理・無農薬野菜・かき氷・焙煎珈琲などの屋台が並び、みなさんアットホームな感覚で朝ごはんを楽しんでいます。

 

 

 来られているのは主に近隣の住民のようで、子ども連れも多く、ここだけ少子化は関係ないかのようです。毎月開催を楽しみにされている人も多いようです。

 私は朝ごはんを食べた後だったのですが、いろいろ美味しそうなものが売られているので、せっかくの機会にいくつか頂きました。馬肉の燻製のさいぼしセット・ベーコンとチーズをたこ焼き風に焼いたB-BALL・ベトナムの揚げはるまき・大豆の唐揚げ等、他では食べられないようなメニューを選んで頂きました。どれも美味しくビールが欲しくなりましたが、朝なのでコーヒーで我慢しました。

 

 この「芝樂市」を主催するのは「みんなの縁側『芝樂』」を運営するイーチ合同会社で、らいとぴあ21に拠点をおくNPO『特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝』(以下、「北芝」)と密接に関わって、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、地域で暮らす人たちを繋ぐ様々な取り組みを行っています。実は今回の取材にあたって、「北芝」の活動についても事前に調べたのですが、その活動はとても多種多様で、なかなか奥が深く全体像が見えない面白さがあります。主なものを簡単に紹介すると、子ども向けには駄菓子屋でのたまり場の提供・子どもに働くことの大切さを教える地域通貨まーぶの発行・障害児童の放課後等デイサービス、高齢者向けには交流の場としての教室や講座の開催・閉じこもり予防のためのデイサービスの運営、地域イベントとして各種祭の運営等です。

 また、取材の帰りに「みんなの縁側『芝樂』」の中のお店のひとつ『B- MART』にも立ち寄ってみました。『社会にいいお買い物』をコンセプトに、障害者の作業所で作られたバッグや、アフリカのお母さん達が作った小物・カンボジアの銃弾で作られたアクセサリー、東日本・熊本などの被災地の物産が販売されていて、その売り上げが生産者たちへの支援になります。店内ではかすうどん・牛すじカレーなどのフードメニューもありました。牛すじカレーは一度食べたらやみつきになってしまうそうです。

 

地域に根付き、人と人・人と地域をつなぎながら進化していく『芝樂』「北芝」の活動に今後も注目です。

 

■みんなの縁側『芝樂』/合同会社イーチ

https://www.each-go-do.com/%E8%8A%9D%E6%A8%82/

 

■特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝

http://www.kitashiba.org/

 

 

(レポート:ZH)