劇団「すずしろ」取材レポート

 

モットーは「前向きに」コロナ禍でも柔軟に

 現在、演劇や音楽など多くの文化活動が頓挫する中、公演を続ける劇団「すずしろ」。箕面で活動する全員60歳以上のシニア劇団ですが、過去にニューヨーク公演も行った実力派です。

 昨年再び予定していたニューヨーク公演はコロナ禍で中止になりましたが、倒れる時は前向きにがモットーの「すずしろ」。その公演は無観客のライブ配信という形で実現されました。当初は皆のエネルギーの着地点が必要だったからですが、やってみると新たな可能性が広がり、国内だけでなく海外からも声援をいただき励みにつながっているそうです。

 「文化活動に関わる人たち共通の悩みで不要不急の解釈が難しい。こんな時にシニアが集まってと思われるかもしれないですが、私たちにとってはライフワークであり必要なんです。今はどういうやり方が安全で、守るべきことをきちんと守ればできるということを証明するのも私たちのミッションの一つだと思ってます」と語るのは代表の秋田啓子さん。

 現在は次回公演に向けて稽古に励んでいるとのこと。ライブ配信された公演は『シニア劇団「すずしろ」ちゃんねる』でまだ観れますので、ぜひご観劇ください。

クリスマスライブ配信公演「扉をあけて」のラストシーン。左から3番目が秋田さん (写真:小林志穂)
クリスマスライブ配信公演「扉をあけて」のラストシーン。左から3番目が秋田さん (写真:小林志穂)

 

■シニア劇団「すずしろ」ちゃんねる

https://www.youtube.com/channel/UCXq8gZlfucLJHKaG_iITKrw

劇団「すずしろ」ホームページ

http://suzushiro-minoh.com/

 

(取材日:2021/2/15 レポート:MH)